就職・転職を考えていて工場の3交代勤務ってどうなの?と思っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、工場3交代勤務を経験した中で感じたメリット・デメリットを解説して行きたいと思います。
目次
・3交代勤務とは?
・工場3交代勤務のメリット
・工場3交代勤務のデメリット
・まとめ
3交代勤務とは?
3交代勤務とは、工場・病院・警察官など、24時間稼働しなければいけない職業に採用される勤務形態です。特に工場では、一度停止してしまうと再度稼働するのに時間がかかってしまう設備がある場合などにとられています。
勤務としては3つの勤務時間があり、それをローテーションしていくのが一般的です。また、勤務時間が変わる時は休日を挟んで変更となります。
勤務時間 | 休憩時間 | |
1勤務 | 7:00〜15:00 | 1時間 |
2勤務 | 15:00〜23:00 | 1時間 |
3勤務 | 23:00〜7:00 | 1時間 |
3交代勤務時間 例 (上表)
3 | 休 | 休 | 1 | 1 | 1 | 1 | 休 | 2 | 2 | 2 | 2 | 休 | 3 | 3 |
3交代勤務表 例 (上表)
※数字は勤務時間、休は休日を表しています。
工場3交代勤務のメリット
- 給料が高い
- 平日休みがある
- 残業時間が比較的少ない
給料が高い
3交代勤務の特性上、深夜に仕事をすることになります。ですので、深夜(原則として22:00〜5:00)に働いた分については2.5割以上の深夜業手当が付きます。
また、3交代勤務をしている労働者に支給される3交代手当がある場合もあります。
このような手当が付く為、3交代ではない労働者と比べて、平均4〜7万円ほど給料が高くなります。
平日休みがある
3交代勤務は土日休みなどの決まった休みがない為、平日が休みになることがあります。
旅行など、出かける際は土日よりも混雑しづらいです。
また、平日のみ利用できる施設などもわざわざ休みを取らなくてもよくなります。
残業時間が比較的少ない
3交代勤務は自分の勤務が終わると次の勤務者に作業を引き継ぐため、残業時間が少ない傾向にあります。
ですが、設備にトラブルなどが発生した場合、対応に追われて残業となることもあります。
工場3交代勤務のデメリット
- 生活リズムが乱れ、健康に悪影響を及ぼす
- 勤務体制によっては早出・連続勤務がある
- 休みが不規則のため、家族や友人と予定を組みずらい
生活リズムが乱れ、健康に悪影響を及ぼす
勤務時間が日によって変わるので生活リズムが乱れやすいです。
勤務時間が変わる場合は寝る時間・起きる時間をずらさないといけないので、うまく寝付けなかったりと寝不足などに悩まされます。
また、工場によっては有害物質を取り扱っている所もあります。有機マスクなど、対策はされていますが薬傷・ガス中毒などの健康被害を受ける可能性はゼロではありません。
勤務体制によっては早出・連続勤務がある
工場の場合、通常3交代勤務は4班でローテーションされており、勤務時間に対しての労働者数が決まっていることがあります。
例で言うと、8人体制の班で最低7人以上勤務しなければいけないとします。
そうすると休みなどで人員が足りない場合、他の班から代務という形で通常よりも早く出社したり、1勤務と2勤務を連続勤務したりすることがあります。
代務は極力発生しないようにするため、班内で休みの希望日が被ると休みが取れなかったりすることがあります。
休みが不規則のため、家族や友人と予定を組みずらい
メリットでも書いたように3交代勤務は休みが不規則になります。
ですので、シフトによっては土日が出勤日だったり、朝から出かけたいのに深夜勤務で寝ずにそのまま行かなければいけなかったりします。
まとめ
工場3交代勤務をしていて感じたメリット・デメリットを挙げて行きました。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただき、新卒者・転職者の仕事選びの参考にしていただければ幸いです。
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